ツナ缶には、結構な量の油が入っていますが、あなたはこの油をどうしていますか?
ツナ缶の油を処分してしまう人もいれば、「うまく活用している」という人もいます。
又、「ツナ缶の油は体に良くない」という意見と、「ツナ缶の油は栄養が豊富」という意見があります。
ここでは、気になるツナ缶の油の真相や、油を捨てる時の注意点などをまとめました。
目次
ツナ缶の油は体に悪いから捨てる!? どんな成分が油に含まれてるの?
ツナ缶の油を捨てる人は、「体に悪い」という理由で捨てる人が大半のようです。
では、ツナ缶の油の中には、具体的にどのような成分が含まれているのでしょうか。
ツナ缶に使われている油は植物油なのですが、その中には、リノール酸という必須脂肪酸が含まれています。
「必須脂肪酸」というと、「体には欠かすことのできない栄養分」というイメージですよね。
確かに、リノール酸は、少しだけ摂取する分には問題なく、むしろ体に良いのだそうです。
ところが、リノール酸を過剰摂取すると、生活習慣病や心臓病の原因になるというデータもあるようです。
又、花粉症を持っている人がリノール酸を過剰摂取すると、症状が悪化する場合もあるようです。
ツナ缶に入っている植物油には、ツナ缶100gにつき、約10数gのリノール酸が含まれていると言われています。
これはかなり多い量のようなので、ツナ缶に入っている油を残らず使ってしまうと、完全に過剰摂取になることがわかります。
このような話を聞くと、「ツナ缶の油は捨てるべきかもしれない」と考えてしまいますね。
意外!? ツナ缶の油は本当は栄養が豊富だった!? 捨てずに利用するには?
さて、ツナ缶の油には、リノール酸以外の必須脂肪酸も、たっぷり含まれています。
中でも注目したいのはDHAやEPAで、これらは脳の発達に役立つと言われています。
そのため、健やかな脳の形成に役立つ上、認知症予防にもかなり効果的のようですよ。
更に、DHAやEPAは、体内で自然発生的に作ることができない栄養分です。
そのため、ツナ缶の油を利用することで、これらをスムーズに摂取する効果が期待できますね。
又、血液をサラサラにする効果も高いようなので、健康に大きく貢献してくれると言えます。
なので、ツナ缶の油は、食べ過ぎなければ、体にとても良いものだということがわかりますね。
そんなツナ缶の油の、具体的な活用方法としてオススメのものを紹介していきます。
1番オススメしたい方法は、「ツナのサラダを作り、ツナ缶の油をドレッシングに少しだけ足す」という方法です。
先ほどもお話した通り、ツナ缶の油に含まれているリノール酸は、過剰摂取しない方が良い成分です。
でも、必須脂肪酸であるため、少量なら、むしろ、健康を後押ししてくれる栄養分です。
そこで、「ドレッシングに少量足す」という方法を使い、バランス良く栄養分を取り入れてみましょう。
これなら、リノール酸を適量だけ摂取できる上に、DHAやEPAもしっかり摂取できそうですね。
又、最近は災害が増えているので、災害対策グッズとしてツナ缶の油を使うのもいいですよ。
まず、ティッシュやキッチンペーパーなどを、細いこより状にして芯を作ります。
次に、キリなどを使って、ツナ缶の蓋の上部分に、穴を1つ開けましょう。
そして、作った紙の芯を、穴を開けたツナ缶の中に芯をさし込んでください。
次に、そこから芯にツナ缶の油を染み込ませて、そのまましばらく油を浸透させます。油が浸透した後、その状態で火をつけると、停電の時のランプ代わりになりますよ。
そして、ランプとしての役割を終えたツナ缶は、非常食として食べてOKです。
ツナ油の捨て方の注意点は?
さて、ツナ缶の油を捨てる場合、流しにそのままドバドバと捨ててはダメですよ。
流しに油を捨てると、流しが詰まってしまったり、下水が汚れてしまったりします。
そして何より、流し自体も油でベタベタになって、後で掃除するのが大変になりますね。
ツナ缶の油を捨てる時は、「何かに染み込ませて捨てる」という方法を取ってください。
例えば、キッチンペーパー・新聞紙・古い布などが最適ではないかと思います。
私は、いらない新聞紙をキープしているので、それを使って捨てるようにしています。
そして、しみ込ませた紙類や布類は、そのまま捨てずに、二重にしたビニール袋に入れます。
そして、ビニール袋の口をしっかり縛って、燃えるゴミとして捨てれば問題ありません。
ツナ缶の油に関するまとめ
ツナ缶の油には、リノール酸・DHA・EPAといった必須脂肪酸類が含まれています。
リノール酸は過剰摂取すると体に良くありませんが、適量の摂取は健康に役立ちます。
又、DHAやEPAは、脳の健康や活性化に役立つので、ツナ缶の油を適度に摂取することは体のためだと言えます。
ぜひツナ缶の油を上手に利用して、色々なことに役立ててみてくださいね。
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