PR

仏教は宗派でお経に違いがある?!お経が違う理由と種類を紹介します!

仏教は宗派でお経に違いがある?!お経が違う理由と種類を紹介します! 寺社仏閣
仏教は宗派でお経が違う
スポンサーリンク

みなさんは普段から自分の宗派を意識していますか?

おそらく仏壇がある家ならばともかく、現代では「宗派」を一番意識するのは「葬儀」の時でしょう。

何度か参列した人ならなんとなく分かるでしょうが、葬儀であげられるお経は同じ仏教でも宗派によってみんな微妙に違いがあることに気づきませんか?

仏教ではあるはずなのに、お経が違うのはナゼ?宗派とか何?という疑問についてわかりやすく解説していきますのでこの機会に覚えてしまってください^^

目次

スポンサーリンク

仏教は宗派で大切にするお経に違いがある?!宗派ごとのお経一覧

仏教は宗派でお経に違いがある?!お経が違う理由と種類を紹介します!

仏教は宗派でお経が違う

 

お経とは、お釈迦さまが説いた教えを弟子たちがまとめたものです。

 

その種類は膨大で、とてもではありませんが書ききれません。

 

例えば、通夜・葬儀・火葬場で、違う種類のお経をあげる場合も多いのです。

 

ハッキリ言って学者さんでもない限り、すべての一覧はムリ!と自信を持って断言できるくらいですね。

 

そこで、有名な宗派と主に読まれるお経をシンプルにまとめました。

 

★天台宗 阿弥陀経など
★真言宗 大日経など
★臨済宗 観音経など
★曹洞宗 法華経など
★浄土宗 阿弥陀経など
★浄土真宗 阿弥陀経など
★日蓮宗 法華経など

 

どうでしょうか。これはまだまだまだ…ほんの一部も一部です。

 

各関係者のみなさまに申し訳ございませんと一言断り書きをさせてください。

 

お経は仏教の経典が元になっていますが、それぞれの宗派の信仰や教えの根本になるもので、宗派が違うように経典も違います。

 

そのため、すべての宗派で共通して読まれるお経はありません。

 

いくつかの宗派や特定のお経だけ…といった感じなので、仏教とは言えお経には違いがでています。

 

もちろんさきほどのはほんのさわり程度ですから、共通部分もあります。

 

しかし、細かく見ていくと混乱するばかりですから、お経の違いは「宗派の違い」、宗派の違いは「信仰や教えの違い」という感じで心に書き留めておけばいいでしょう。

スポンサーリンク

いつか役立つ基礎知識?!仏教宗派一覧!宗派ごとの違いは経典以外にも?

いつか役立つ基礎知識?!仏教宗派一覧!宗派ごとの違いは経典以外にも?

仏教宗派一覧!

 

社会人になると特に法事などに参加する機会が増えてきますね。

 

そんな時に一応簡単に覚えておくと役立つかもしれませんよ。

 

天台宗

比叡山延暦寺を総本山とし、宗祖は伝教大師「最澄」。

 

唐(中国)から帰国して天台宗を広めました。

経典は法華経を根本としつつ、他にももちろんあります。

本尊は「薬師如来」(やくしにょらい)で唱えるのは「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)

 

真言宗

教王護国寺を総本山とし、弘法大師「空海」が広めました。

護摩壇で護摩木を焚くことがよく知られていますね。

 

中心とする本尊は「大日如来」(だいにちにょらい)で、主な経典は大日経などです。

「南無大師遍照金剛」(なむだいしへんじょうこんごう)と唱えます。

 

浄土宗

京都知恩院を総本山とし、宗祖は「法然上人」で、初めて民衆に広まった宗教とも言えます。

 

「念仏を唱えれば救われる」というわかりやすい教えが人々の心をとらえたとされます。

本尊は阿弥陀如来で、経典は浄土三部経。

「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)と唱えます。

 

浄土真宗

浄土宗からさらに巨大になったのが浄土真宗です。

親鸞聖人がひらき、西本願寺・東本願寺などさらに宗派が多くあります。

 

本尊は阿弥陀如来で、経典は浄土三部経、「南無阿弥陀仏」と唱えます。

 

臨済宗

禅が有名ですね。

禅問答・座禅が広く知られています。

宋(中国)に留学した栄西禅師が京都建仁寺を建立しました。

 

本尊は釈迦如来で、特定の経典はさだめていないようです。

「南無釈迦牟尼仏」(なむしゃかむにぶつ)と唱えます。

 

曹洞宗

こちらも禅が有名ですが、臨済宗とは座禅の仕方が違います。

本尊は釈迦如来、経典は法華経など。

「南無釈迦牟尼仏」と唱えます。

 

日蓮宗

身延山久遠寺を総本山とし、日蓮上人がひらきました。

本尊は曼荼羅などで、経典は法華経です。

「南無妙法蓮華経」(なむみょうほうれんげきょう)と唱えます。

 

有名な日本の宗派に限って紹介しましたが、経典以外にも違いが見られます。

 

まず本尊が違い、主だったお経が違い、座禅の仕方が違い…と、宗派ごとに細かな違いがありますね。

 

ちなみによく聞く「般若心経」は全600巻からなる「大般若経」の中から簡潔にまとめたいわゆるショートバージョンだそうです。

 

般若心経は天台宗・真言宗・浄土宗などでも読まれますね。

 

宗派も、もともと学んでいたところの教えにギモンを持って自分が新しくひらいたケースもあります。

 

また、その中でさらに○○派と分かれていたりして、さらに細かくなっていますね。

 

社会人の常識として、「宗派が違えばいろいろ違う・その中でもさらに細かく分かれている場合あり」と覚えておきましょう。

スポンサーリンク

まとめ

仏教の宗派の違いは信仰や教えの違いから生じています。

 

そのため、読まれるお経にも違いができますし、本尊も違います。

 

仏教という大きな木の太い枝が「宗派」で、その先の葉が宗派の中の違いという感じでしょうか。

 

最後にこの記事は仏教や各宗派になんら含みを持たせるものではありません。

もしご気分を害された方がいらっしゃるなら、お詫び申し上げます。

 

 

この記事を読んでいる人はこちらの記事も読んでいます

浄土真宗は位牌に魂入れはしない?! 位牌も不要と言うけれど理由は?

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました