年金生活を前にした年代に差し掛かると、年金生活の実態が気になりますよね。
ニュースなどでは、「年金生活は苦しい」などと報道されますが、それは本当でしょうか。
又、「老後破産」と呼ばれる事態を打破するためには、どのような対策をしたら良いのでしょうか。
ここでは、年金生活の実態と、老後を安心して生きるための対策をまとめました。
目次
年金生活の実態! 年金の受給額により生活費の内訳は大きく異なる!?
年金生活の実態と言っても、年金生活者が一律で同じ生活をしているわけではありません。年金の受給額は人によって違うため、当然、生活に関しても大きな違いがあります。
更に、年金生活世代の生活水準は、年金の受給額の他、他の条件によっても変化が生じます。
例えば、持ち家の一軒家に住んでいるのか、マンションに住んでいるのか、賃貸に住んでいるのかによっても変わります。
又、加入している年金の種類によっても、生活水準が変わるため、当然、生活費の内訳も変わります。
例えば、国民年金しか加入していない人もいれば、厚生年金に加入している人もいます。
それに加え、個人年金に加入しているかいないかでも、生活水準や生活費の内訳は変わります。
このような点から考えていくと、「年金生活者の生活費の内訳はこのくらいになる」とはひと言で言い切れない部分があります。
ただ、食費は毎月6万円前後、水道・光熱費は2万円前後というのが相場のようです。
いずれにせよ、自分の年金の見込み収入を、年金生活に入る前にしっかり把握しておく必要があります。
そうすることで、逆算しながら、今後の計画を立てやすくなるからです。
ちなみに、年金生活世代になると、夫婦2人では、月に最低でも22万円程度のお金が必要になります。
余裕を持った生活をするのであれば、25~28万円くらいの手取り額が必要になります。
もし毎月の年金収入がそれに満たない場合は、やりくりや工夫が必要になります。
年金生活の現実は厳しい!? 老後破産を回避するには老後貯金が必要!?
毎月の年金収入が、最低限の生活費に満たない場合は、他の工夫をしなくてはなりません。
最も手っ取り早いのが、「若いうちから老後貯金をしておく」というものです。
1番シンプルな方法ですが、難しい知識が必要な資産運用よりは手軽なので、オススメです。
金融商品に関する知識がある人は、資産運用をするという方法も良いでしょう。
でも、これに関しては、にわか知識で手を出してしまうと、かえって失敗する可能性があります。
老後貯金をする場合は、複数の金融機関に貯金し、通帳を分けておくことをオススメします。
1~2か所の金融機関にしか預けていない場合、その金融機関の経営が危うくなった時に影響を受けてしまうからです。
又、老後貯金の他、個人年金に加入することもオススメの方法ですよ。
個人年金に加入しておけば、一定の年齢になると、毎月コンスタントに収入を得ることができます。
なので、「わずかな金額であっても、毎月収入がある」という安心感ができますね。
私自身は40代ですが、若い頃から個人年金に加入し、少しでも収入を増やすことにしています。
特に、今40・50代の人は、将来の年金制度が大きく変わることも視野に入れる必要があります。
そうなった時、少しでも確実な収入を確保しておかないと、精神的にも不安定になりますよね。そのような意味でも、個人年金への加入は、ぜひオススメしたい工夫の1つです。
これからの時代は、年金の受給額が減ってきてしまうことを想定せざるを得ません。
そんな中、自分の生活を守るためには、老後貯金や個人年金の加入などの工夫が必要になります。
年金生活者の生活費の内訳に関するまとめ
年金生活と一口言っても、その生活水準や生活費の内訳は、人によってかなり違います。
年金の受給額はもちろん、住宅事情や加入している年金の種類によっても違ってくるからです。
いずれにしても、自分の老後にどれだけの手取り金額がもらえるかを、前もって知っておきましょう。
そして、最低限の生活を維持するための計画を、早い段階から立てておいてください。
更に、老後貯金や個人年金の加入などで、収入を増やす工夫も必要になります。
コメント