高齢化社会となり、介護を必要とする人が増えています。
介護の中でも難しいのが排泄の介護ですが、そのなかでも特に難しいのがオムツの交換です。
赤ちゃんのオムツ交換は経験があっても大人のオムツ交換なんて、経験しないですよね?
私もはじめて父親のオムツ交換をしたときには、体は重いし、固いし、やり方はわからないし、苦労しました・・・
あげくに手には便がついてしまうし・・・^^;
ということで、はじめてのオムツ交換でもスムーズに行えるように動画などをまじえてスムーズなオムツ交換のやり方を紹介しますね!
これを知らないと私と同じように手に便が・・・
なんてことになってしまうので、ぜひ参考にしてください^^
目次
介護を楽にする!オムツ交換の基本を分かりやすく解説!
介護でオムツの交換をスムーズにするには事前の準備をしっかりしておくことが基本の“き”です。ですので、あらかじめ必要なものを確認して準備しておきましょう。
1、オムツの交換に必要な物
★薄手の使い捨て手袋
★陰部の洗浄するためのお湯と石けん、陰部を拭くタオル
★ティッシュやトイレットペーパー、新聞紙数枚
★新しいオムツと尿とりパッド
★必要に応じて保湿クリームなどのクリーム
また、必須ではないですが、最悪汚れてしまっても大丈夫な服装にしておくのが無難です。
何せ、大人相手のオムツ交換ですからスムーズにいかないこともあるので!
2、陰部の洗浄や清拭(せいしき)の準備
★魔法瓶などにお湯と、温度を調節する水
★清拭するためのタオル
熱いお湯がある場合は洗面器にお湯を入れて持っていくか、濡らしたタオルをビニール袋に入れ、電子レンジで1分ほどチンします。
3、オムツの交換
当然ですがオムツ交換をされる人は、人目が気になるので窓やカーテンが開いていないか必ず確認しましょう。また、暑すぎる、寒すぎるといったことがないように部屋の状態にも気を配ってあげてください。
また、「これから交換するよ」とか「足上げて」とか「横向きにするからね」といったように声をかけながら進めるとオムツ交換がスムーズになります。
それと自分の身体にも気を使ってあげてください。体制の悪いまま、オムツ交換をするとヘルニアになってしまうなんてこともあります。
ですから、相手がベッドで高さ調整可能なら、自分の身体に負担がない高さに調整してからオムツ交換をはじめてくださいね。
1 腕を組んでもらうことと新しいオムツと尿とりパッドの準備
腕を組んでもらう。これを知ってからは、体の向きをかえるのがかなり楽になりました。尿パッドはギャザーの内側に入れておきます。
2 汚れたオムツのテープをはずし陰部洗浄と陰部清拭
外すことを伝えながらはずして、用意しておいたお湯と石けん、清拭用タオルで陰部をキレイにします。
洗浄の時は尿道に細菌が入る恐れがあるので、それを気をつけながら上から下へとお湯を流し、しっかりと汚れを落とします。
陰部に汚れが残っていると、尿路感染症を引き起こすリスクが高くなってしまいますので、あせらずしっかりと汚れをとってあげてください。
3 両足の膝を曲げて横向きにさせる
新しいオムツを揃えたら、介助される人を横向きにして、おしりの洗浄をします。
そのときに褥瘡ができていないかなど、皮膚の状態の観察をし、塗り薬やクリームなどで保湿が必要な場合は、洗浄・清拭の後に塗ります。
4 古いオムツを半分ほど丸めて新しいオムツを体の下に入れる
洗浄がすんだら汚れが他の部分に付着しないように、この時に必ず汚れた手袋は外します。
もし、パッドだけが汚れているならオムツは交換せずにパッドだけ交換します。
5身体を反対向きにして古いオムツをはずす
介護される人の身体を反対の向きにしてから、古いオムツをはずして、用意しておいた新聞紙やビニールの上に置きます。
半分ほどおしりの下に差し込んでおいた新しいオムツを引っ張って形を整えます。
キレイになっていない部分があれば、体位を変えたこのときに拭きます。
6 介助される人を仰向けにし、オムツを整える
介助される人の体を仰向けに変えてから足の間を少し広げます。そして、オムツの前の部分を引っ張って、中のパッドがオムツからはみ出ていないか確かめてから、おへその上まであげてオムツをテープで留めます。
このときお腹やや太ももが「きつすぎる」「ゆるすぎる」といったことがないか確認してあげてください。
オムツ交換する人が判断するときの目安は、ウエスト部分は指1本入る程度の余裕があるか確認してください。
介護のオムツ交換を動画でさらに分かりやすく解説!
介護のオムツの交換を文章で説明をしただけではわかりにくいものがありますが、下記動画でわかりやすく解説していますのでご紹介します。
介護技術#33 オムツ交換 ①【介助方法】【日本福祉アカデミー】
ライフリー おむつのあて方「テープ止めタイプと尿とりパッドのあて方」
【おむつのあて方】ベッドの上での紙パンツのはかせ方[ライフリー]
また、下記サイトを見ると介助される人をどういう姿勢にするとか、オムツの置き方、そしてオムツの当て方がわかるだけでなく、介助する人がぎっくり腰など、腰を痛めない姿勢などもわかります。
何気ないイラストですが、オムツの交換以外のときの介護をするときの姿勢
の参考にしてください。
まとめ
介護で一番大変なのがオムツの交換といわれています。
そして、オムツの交換の技術以上に大変なのが、介助される人の気持ちに気を配ったり、あるいはご機嫌が悪くてオムツを変えさせないお年寄りへの対応です。
想像以上に大変なのが高齢者の介護で、その大変な介護をしている人に頭が下がります。
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