もし、自分の子供が盗みをしてしまったと分かった場合、あなたならどういう叱り方をしますか?
子供のころは、物事の良し悪しが上手く判断できないことがあります。
良いこと・悪いことよりも、自分の感情やその場の状況で判断してしまうことがあるからです。
では、そのようなことがあった場合には、私達「親」はどのような叱り方をしたらよいのでしょうか。
やってはいけない叱り方、効果的な叱り方を紹介していきますので、子供のためになる叱り方をしてあげてくさいね!
目次
子供の叱り方!3歳児でも親の言うことは伝わる
そもそも、なぜ子供は盗みなどをしてしまうのでしょうか。
子供は、自我が芽生え他人と関わるような頃になると、物事の良し悪しを頭ではわかるようになります。
そう、あくまで「頭でわかる」だけなのです。
実際には、実感として理解は出来ていません。
ですので、盗みだけではなく何か悪いことをした時には、
「自分のしたことが、本当に悪いことだった」
と理解させることが、1番大事になってきます。
子供が盗みをしたとなると、親としては頭に血が上ったり、または落胆したりしてしまうのは当然のことです。でも、ここで怒りにまかせた叱り方はやめてください。
盗みをしてしまったらどうなるのかを、きちんと教えてあげるのです。
例えば、
★盗んでしまった相手やお店で、親が必死に謝っている姿を見せる
★盗んだことを知って、親が悲しんでいる姿を見せる
などです。
小さな頃であれば、親はというのは子供にとってかけがえのない、1番大好きな人です。その親が悲しんだり、辛い思いをしていると分かったら、子供はどう思うでしょうか?
きっと、「罪悪感」でいっぱいになります。
そして、盗みを「やってはいけないこと」だと「頭で分かる」から「心で実感し、理解する」に変わるのです。
子供に考えさせるのも、1つの方法です。
悪いことだときちんと叱った後で、子供に「盗まれた相手のこと」を想像させるのです。
例えば、
「もし、○○(子供の名前)が、欲しかったおもちゃを買うために置いていたお金を盗まれたら、どう思う?」
などです。
「いやだ!困る!」というような返事が返ってくるでしょう。
「そうだよね、困るよね。悲しいよね。楽しみにしてたもんね。●●ちゃん(盗まれた相手)も、きっと悲しかったんじゃないかな?」
というように、盗まれた側がとても困るんだということを教えてあげれば、盗みはやってはいけないことだと判断できるようになるはずです。
罪悪感と相手のことを考える。
この2つを教えることで、本当の理解になるのです。
子供の叱り方でついやってしまうとダメなこと
とはいえ、子供が悪いことをしてしまったら、親はとてもショックですし、つい感情的になってしまいます。
でも、ここで怒りに任せる叱り方はダメです。
もしそうして叱ってしまうと、子供には恐怖しか残らないからです。
その後の物事の判断基準が
「叱られるか、叱られないか」
になってしまいます。
悪いことかどうか、人の気持ちを考えられるかどうかではなくなってしまうのです。
もし、つい感情的に怒鳴るなどして叱ってしまった場合は、その後しっかり時間を掛けて子供の話を聞いて、フォローしてあげてください。
親だって人間ですから、感情のコントロールが効かないときもあります。
でも、その後のフォローさえきちんと出来ていれば、なんとか挽回出来ます。
なぜ盗みをしてしまったのか、しっかり聞いてあげて、その後、先ほど書いたような「相手の気持ちを考えさせる」ようにしましょう。
まとめ
子供を育てるのは、とても大変なことです。1人の人間を育てていくのですから、当然のことです。
今回は「子供が盗みをしてしまった場合」について書きましたが、それ以外の場面でも、ただ「だめだ!」と叱りつけるのではなく、子供にしっかりと理解させるようにしてみましょう。
親の一生懸命な姿は、子供にもちゃんと伝わるはずですから。
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