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公務員の副業禁止ってどこまで!?作家活動に関するアレコレ

公務員が作家として執筆活動をしても良いのか? 仕事
公務員が作家として執筆活動をしても良いのか?
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安定した職種として人気の高い公務員。

収入もそれなりに安定していると思われますが、それぞれの事情で副業を考える人も多いはず。

 

例えば昔からの夢として、「作家」を目指す。

それ自身は大変素晴らしいことですが、公務員には法律という壁が立ちはだかっています。

今回は、公務員が作家を目指す場合、公務との両立が可能かどうか解説していきたいと思います。

目次

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公務員が作家として執筆活動をしても良いのか?

最初に言っておくと、公務員の副業は原則として禁止されています。

国民の税金から報酬を得て、行政サービスを提供する立場であり、その職務には当然、公正・中立が求められます。

 

副業を持てば、公務と関係のない場所で営利活動を行うことに。

そうなると、特定の人物や組織に便宜を図る可能性が広がります。

不正を防止するために、法律が公務員の副業を規制しているのです。

 

でもこんな例を耳にしたことがありませんか?

 

「市役所に働きながら小説を執筆し、ベストセラーを生みだした」

「公務員で収入を得ながら作家になる夢をかなえた」

 

実際に公務員でありながら作家としても活動する方が存在しています。

彼らは公務員法に違反していないのでしょうか?

公務員が作家として執筆活動をしても良いのか?

公務員が作家として執筆活動をしても良いのか?

公務員でも執筆活動が可能?

働き方の多様化が進んでいる現在、公務員にも例外的に副業が認められる場合があります。

 

特定の人物、組織と利害関係がなく、公務員としての品位を落さない仕事。

この条件で、家業の手伝い、不動産賃貸業、農業などの副業が認められる傾向にあります。

 

しかしどんな副業であれ、実施する前に必要なのが事前申請です。

本業に支障をきたさないことを説明したうえで、任命権者に許可を得ることが不可欠。

この手続きをクリアしてはじめて堂々と副業を持つことができるわけです。

 

では、作家の場合を考えてみましょう。

 

小説などの執筆は単独で行う活動であり、通常、特定の個人や団体との利害関係は発生しません。過剰な肉体労働を伴うものではなく、本業への影響も比較的小さいと考えられます。

 

もちろん公務員には守秘義務があるので、本業で知りえた秘密を公開するような行為は許されません。

 

そこを踏まえていれば、副業の可否の判断は任命権者にゆだねられることになります。

 

これは、同人誌などを発行する場合も同じです。

単に同人誌を発行して仲間内で回覧するような場合は趣味の範囲として許可されることが多いでしょう。

 

しかし、同人誌も内容によっては巨額の利益を生み出すことがあり得ます。

そこにつぎ込む時間も考慮して、副業として認められないパターンもあることをしっかり認識して活動してください。

 

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公務員が作家の場合印税はどうなる?

 

公務員が作家の場合印税はどうなる?

公務員が作家の場合印税はどうなる?

あなたが何らかの公募に自作の小説を出品したとします。

運よく賞を取った場合、その賞金を受け取ることに問題はありません。それは、賞が一時的なものとみなされるからです。

 

しかし、賞を取ったあなたは幸いにも継続的に執筆を依頼され、ついに自分の本を出版する運びとなりました。

 

本は瞬く間にベストセラーになり、思わぬ収入が舞い込んできます。

 

やがて作家と呼ばれ、何冊も本を出版するあなた。これはもう立派な副業ですよね。

 

執筆した本はやがて印税という収入を生みだします。さて、あなたはこの印税を受け取りますか?

 

自分の書いた本で正当に得た収入です。本来なら受け取るに決まっています。

しかしもしあなたが公務員で、作家活動の許可を得ていないとしたら…

印税を受け取ることは、公務員法の副業規定違反となってしまいます。

 

実際の例で言うと、公務員で本を出版した人の中には、印税を受け取っていない人もいます。大半は許可を得て受け取っていると思われますが、中にはそれを良しとしない潔癖な方もいるということです。

 

公務員が国民の税金で成り立つ職業である限り、その活動が法律で規制されるのは当然と言えば当然のこと。

 

しかし公務員も人間である限り、夢を持ったり、他にしたいことがあるのが当たり前の姿です。

 

副業を考えたときは、必ず事前に申請し許可を取ってから行ってください。

せっかくの安定した仕事を失わないためにも、最低限のルールだと思います。

 

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公務員が 副業で作家をすることが可能かのまとめ

 国民の税金で報酬を得る公務員は、原則として副業が禁止されています。

しかし、多様な働き方が提唱される今日、すべてを禁止するという姿勢では多くの有能な人材が埋もれてしまうことに。

 

そこで、法律もある程度の理解を示し、許可を得れば副業を持ってもよいと規制を緩めています。

 

作家活動もその一つで、公序良俗に反する内容や、守秘義務に違反しない限り、おおむね副業として認められています。

 

自分の執筆した文章で印税を稼ぐのは、非常に充実した経験です。

公務員の日常から離れたその行為が、心の支えになることもあるでしょう。

 

素晴らしい生活を継続するためにも、副業をする前には必ず事前申請を行って下さい。

周りの人の理解を得ること。

それが、末永く表現活動を続けていくための近道ではないでしょうか。

 

 

 

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