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野球のQSとは?田中将大投手の残した偉大なQS率も紹介

野球のQS(クオリティ・スタート)とは?失点と自責点が関係ある? スポーツ・運動
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投手の評価基準として耳にすることが増えてきた野球のQS(クオリティ・スタート)ですが、まだまだ意味がわからないという人も多いですよね。

ここでは、そんなQSの具体的な内容と評価に用いるQS率を詳しく紹介していきます。

また、楽天イーグルスの田中将大投手が残した偉大なQS率についても紹介していますのでお見逃しなく!

目次

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野球のQS(クオリティ・スタート)とは?失点と自責点が関係ある?

QS(クオリティ・スタート)とは野球の先発投手の成績を評価の一つです。

自責点と投球回数を使って評価するのですが、先発して6イニング以上投げて失点は関係なく自己責任の自責点が3点以内におさえると記録されます。

この基準は、日本より早くから先発投手の評価として定着している米メジャーリーグでは、良いがメジャーより登板間隔の長い日本ではイニング数を増やした方が良いという意見もあります。

ソフトバンクの工藤監督は、中4日のローテーションが主流のメジャーと中6日が多い日本球界の違いを踏まえて「もう少し伸ばして7回くらいでいいんじゃないですか」と発言しましたがその際、現役バリバリのメジャーリーガーダルビッシュ有投手も同調されていたので、今後に
一石を投じるかもしれません。

そうそう、QSの上には7イニング以上を投げ、かつ2自責点以内で抑えるHQS(ハイ・クオリティ・スタート)という指標もありますが、まだ投手部門の成績評価としては定着していません。

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QSが高いピッチャーはだれ?2020年

2020年のQS率夜をセントラル リーグとパシフィック リーグに分けたランキングと合算して日本球界としてのランキングを紹介します。

【セントラル リーグ】
1位 西勇輝 阪神タイガース
QS率:80.95%(21試合中17試合)

2位 大野雄大 中日ドラゴンズ
QS率:80.00%(20試合中16試合)

2位 菅野智之 読売ジャイアンツ
QS率:80.00%(20試合中16試合)

4位 森下暢仁 広島カープ
QS率:77.78%(18試合中14試合)

5位 福谷浩司 中日ドラゴンズ
QS率:71.43%(14試合中10試合)

【パシフィック リーグ】
1位 千賀滉大 福岡ソフトバンクホークス
QS率:77.78%(18試合中14試合)

1位 山本由伸 オリックスバファローズ
QS率:77.78%(18試合中14試合)

3位 涌井秀章東 東北楽天ゴールデンイーグルス
QS率:70.00%(20試合中14試合)

4位 石川歩 千葉ロッテマリーンズ
QS率:66.67%(21試合中14試合)

4位 バーヘイケン 北海道日本ハムファイターズ
QS率:66.67%(18試合中12試合)

4位 上沢直之 北海道日本ハムファイターズ
QS率:66.67%(15試合中10試合)

4位 二木康太 千葉ロッテマリーンズ
QS率:66.67%(15試合中10試合)

【日本球界】
1位 西勇輝 阪神タイガース
QS率:80.95%(21試合中17試合)

2位 大野雄大 中日ドラゴンズ
QS率:80.00%(20試合中16試合)

3位 菅野智之 読売ジャイアンツ
QS率:80.00%(20試合中16試合)

4位 千賀滉大 福岡ソフトバンクホークス
QS率:77.78%(18試合中14試合)

4位 山本由伸 オリックスバファローズ
QS率:77.78%(18試合中14試合)

4位 森下暢仁 広島カープ
QS率:77.78%(18試合中14試合)

7位 福谷浩司 中日ドラゴンズ
QS率:71.43%(14試合中10試合)

8位 涌井秀章東 東北楽天ゴールデンイーグルス
QS率:70.00%(20試合中14試合)

9位 石川歩 千葉ロッテマリーンズ
QS率:66.67%(21試合中14試合)

9位 バーヘイケン 北海道日本ハムファイターズ
QS率:66.67%(18試合中12試合)

9位 上沢直之 北海道日本ハムファイターズ
QS率:66.67%(15試合中10試合)

9位 二木康太 千葉ロッテマリーンズ
QS率:66.67%(15試合中10試合)

セパ合わせるとTOP3をセ・リーグが独占という結果になりますが、セ・リーグよりもレベルが上の可能性が高いパ・リーグといっしょくたにしたラランキングは参考にしずらいかもしれないですね。

ちなみに2013年に東北楽天ゴールデンイーグルスで24勝0敗というとんでもない成績を残したマー君こと田中将大投手は、8度の完投がありながらその年のQS率が100%といモンスター級の結果を残していました。

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勝利数や勝率より公平なQS

野球の勝ち負けは、相手チームとの得失点差により決まるものなので、投手の評価基準としては
QSより不公平感があります。

例えば自責点1でおさえても、自チームが0点なら敗戦投手になってしまいますし、自責点・失点が5でも自チームが6点以上の得点をあげてくれれば勝ち投手になります。

ですので、勝利数やその勝利数を基準に導き出す勝率は自己の投球回数と自責点で評価するQSより
不公平感があります。

それでは、QSに不公平なところがないかというと100%無いともいえません。

投球イニングは6回以上ですが、自責点は3点以内と固定なので、7イニング以上投げて9回完投しても自責点は3のままですから6回を自責点3以内で降板した投手が有利になります。

ですので100点満点の投手評価基準ではないですが、それでも打線の援護が大きく作用する勝利数や勝率よりは、公平な投手の評価基準と言えますね。

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野球のQSについていのまとめ

野球のQS(クオリティ・スタート)は先発投手の成績評価の一つです。

先発して6イニング以上投げて自責点を3点以内におさえると記録されます。

このQSをもちいてQS÷先発数で導き出されたQS率が高いほど高評価になります。

勝率や勝利数は、自チームの打撃力との兼ね合いもあるので、勝利数や勝率だけで
「〇〇投手はダメだな」と決めつけずQSも見て評価をしてあげて頂ければと思います。

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