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シュトーレンはマジパンも使う!なぜクリスマスにシュトーレンなの?

シュトーレンはシュトレンと言うこともある?!正しい名称はどちら? 冬のイベント・行事
シュトーレンはシュトレンと言うこともある?!
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クリスマスと言えばどうしても「クリスマスケーキ」のイメージが大きいですが、最近では「シュトーレン」も人気になってきましたね。

シュトーレンとはドイツの伝統的なパン菓子です。

しかし、なぜクリスマスにシュトーレンなのか、パン菓子にしてはかなりお値段が高いのはなぜなのか、マジパンも使うのか、などなど調べてみました!

目次

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シュトーレンにマジパン使用!なぜクリスマスにシュトーレンは高い?

 シュトーレンはトンネルの形に似ている三つの山を持つパン菓子ですね。

 

それにしても、パン菓子とは思えない値段の高さにビックリしたことはありませんか?

 

安いものは2千円台から、高いと7千円台など、とてもパン菓子のお値段ではないような…。

 

まずはシュトーレンとクリスマスの関係から説明しましょう。

 

シュトーレンとは、もともとイエス・キリストの誕生を待つ「待降節(アドヴェント)」である4週間の期間に少しずつ切って食べるものです。

 

キリスト教ではイエス・キリストは馬小屋で生まれたとされていますね。

 

生まれたキリストに会いに「東方三賢者」が来たとき、聖母マリアが白い布に包んで抱きかかえている絵などを見たことはありませんか?

 

この白い布=白いおくるみをシュトーレンの真っ白な粉砂糖で意味していると言われています。

 

また、三つの山は「赤ちゃんの手」を意味しており、キュッと両手を体の前に持ってきて縮こまっている様子をあらわしているのだとか。

 

さらに、「東方三賢者」や「三位一体」などキリスト教において「三」が聖なる数字とも言われているため、必ず三つの山を作るのだという説もあります。

 

つまり、シュトーレンはもともとクリスマスと密接な関係がある食べ物というワケですね。

 

ところが、シュトーレンは待降節の間中長期間保存が効くようにということで、作るのに大変な手間がかかります。

 

生地に練りこむフルーツは1年も前からラム酒に漬け込み、生地も前日からおこして低温発酵、成型する前には細長く丸めたマジパンを入れ、焼きあがったら1晩おいて粉砂糖…と、普通のパンと比べると格段に時間がかかるのです。

 

日本で売られている低価格のシュトーレンは、本場ドイツの工程を一部省いて簡略化したものが多いので、高いシュトーレンはそれだけ材料・手間を反映していると言えるでしょう。

 

ちなみにドイツではシュトーレンにはマジパンを入れるのが大原則です。

 

マジパンは、ケーキの上などに載っている砂糖菓子をイメージしますが、シュトーレンで使われるのは「ローマジパン」という焼き菓子などに混ぜ込んで使うことが多いタイプですね。

 

 

材料費プラス複雑な工程=高価格という図式が出来上がります。

 

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シュトーレンはシュトレンと言うこともある?!正しい名称はどちら?

シュトーレンはシュトレンと言うこともある?!正しい名称はどちら?

シュトーレンはシュトレンと言うこともある?!

 

じつは本場ドイツでは「シュトレン」と伸ばさない呼び方が主流と言われています。

 

ただ、日本国内では「シュトーレン」と伸ばすのが一般的ですね。

 

ただし、「シュトーレン」も「シュトレン」もドイツ語を日本語のカタカナ表記であらわしたもの。

 

ネイティブの人に言わせれば「どっちも違う」とツッこまれそうです。

 

外国語をカタカナであらわすのは便利ですが、当然ながら正しい発音ではないのでしょう。

 

ドイツ国内でも一部地方では「シュトーレン」と伸ばしぎみの発音という説もあるので、日本国内ではあまり気にしなくても良いのではないでしょうか。

 

「ティラミス」も「シュークリーム」も「パネトーネ」も、正しい発音や名称ではないですが、すでに「市民権」を得て広まっていますよね。

 

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シュトーレン マジパンに関する疑問のまとめ

シュトーレン マジパンに関する疑問のまとめ

シュトーレン マジパンに関する疑問のまとめ

 

クリスマスとシュトーレンはもともと密接なつながりのあるパン菓子でした。

 

キリスト誕生を待つ4週間の「待降節」期間中に食べるものということで、長期保存が効くように大変な手間をかけて作ります。

 

この複雑な工程や材料費、「クリスマスだけ」というプレミアものであることもあり、通常のパンとは比べ物にならないお値段の高さ。

 

確かにわざわざマジパンを作って中に入れるなど、時間がかかりますよね。

 

シュトーレンは、材料費・手間のかかる工程・期間限定プレミアものという3つの理由で、高いのだと言えます。

 

 

もう一つ気になるのがシュトーレンなのか、シュトレンなのか、正しい名称はどっちということ。

 

これはドイツ語の「Stollen」をカタカナ表記したものなので、本場ではシュトレンと伸ばさないのが近いようですが、日本で主流なのはシュトーレンの方です。

 

たぶん、日本人がカタカナで「シュトレン」と言うのは正しい発音ではないのでしょうから、どっちも今のところ国内なら通じる…という感じでしょうか。

 

もともと日本にはカタカナ表記した外来語が多いですから、そのうち統一されるかもしれませんね。

 

クリスマスの時期限定で、さまざまな工夫をこらしたシュトーレンが発売されますから、自分のお好みの味を見つけてみてはいかかでしょうか。

 

 

 

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