家に来るお客様が左利きだとわかっている場合、テーブルセッティングに悩みますよね。
お箸の向きなどは、果たして、右利きの人と同じようにしても良いものなのでしょうか。
右利きの人と逆にするにしても、何をどちらの向きにするかが悩みの種ですね。
そこで、左利きのお客様を迎える前に知っておきたい、テーブルセッティングのマナーについてまとめました。
目次
左利き用のテーブルセッティングは? 右利き用と逆にするのが作法?
結論から言ってしまうと、左利きのお客様がいる場合、それに合わせたテーブルセッティングをすると親切です。
「左利きの人には左利き用にしなければならない」というマナーはありません。
でも、マナーの基本は「相手への思いやり」ですから、少しでも、相手が不自由しないように配慮できるといいですね。
でも、「左利き用のテーブルセッティング」と、必要以上に身構える必要はありません。
例えば、左利きの人には、箸の向きを右利きとは逆にしてあげるだけでOKです。
このひと手間をしてあげるだけで、お客様にはこちらの配慮が十分伝わると思います。
「すべての食器を左利き用に」などと意識しすぎると、かえってややこしいことになりますよね。
なので、「箸の向きを変えるだけでも大丈夫」と考えていればOKですよ。
ただ、お客様が複数いる場合、右利きの人が、間違えて左利き用の席についてしまうこともあります。
「せっかく左利き用にセッティングしたのに」と思うかもしれませんが、そこはやり過ごしましょう。
「ここは左利き用の席です」と言ってしまうと、みんなが気分を悪くする可能性があるからです。
先ほどもお話したように、マナーの基本は「思いやり」であり、人の気分を良くすることです。
手間暇をかけてセッティングしたとしても、「思いやり」「配慮」の原点からはズレないようにしたいものです。
左利きの人はナイフとフォークも逆になる? 左利きのテーブルマナー
さて、左利きの人は箸の向きが変わりますが、ナイフとフォークも逆になるのでしょうか。
左利きの人は、全てのカラトリーが逆になることがほとんどです。
そのため、ナイフとフォークも逆になり、「右手にフォーク・左手にナイフ」という形になるケースが大半です。
でも、左利きの人全員が、このような持ち方になるかと言うと、そうではないのです。
左利きであっても、「テーブルマナーだけは右利き用にしている」という人も少なくありません。
テーブルマナーは、右利き用に作られているため、「左利きではちょっと恥ずかしい」と考える人もいます。
そのため、カラトリーの持ち方を右利き用に練習し、努力している人もいるようですよ。
ちなみに、このタイプの人は、右手・左手両方を使いこなすことができるタイプです。
なので、このタイプの左利きの人は、かなり手先が器用なタイプかもしれませんね。
でも、カラトリーを左右逆で持ったとしても、決して恥ずかしいことではありません。
慣れない右利き用でカラトリーを持つと、カラトリーを落としたり、食べ物をこぼしたりすることもありますよね。
むしろ、そちらの方がマナー違反だと考えている人も多いようですね。
その場合、無理をせず、左利き用でカラトリーを持つようにしているという話も聞きます。
このような事情から、左利きのお客様が来る場合、ナイフとフォークも逆に置くと親切ではあります。
でも、右利き用で使う人もいるため、無理に逆にセッティングしようとしなくてもOKです。
左利きテーブルセッティングのまとめ
お客様が左利きと最初にわかっている場合は、テーブルセッティングを左利き用にしてあげるといいですね。
そのささやかな配慮が相手に伝わり、思いやりを感じ取ってくれるのではないでしょうか。
左利きの場合、ナイフとフォークも、右利きと逆になる場合が多いです。
でも、テーブルマナーを右利き用で練習している人もいるので、一概には言えません。
なので、左利き用のテーブルセッティングは、「できる範囲で」と考えて大丈夫ですよ。
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