桜餅を作る時に、欠かせないのが桜餅を包む葉っぱです。
あの葉っぱは、大島桜という葉を使っています。
桜餅には、大島桜の葉っぱを塩漬けにしたものが巻いてあるのですね。
今回は、
なぜ大島桜の葉っぱを使うようになったのか
桜餅に巻く葉っぱの塩漬けの作り方
葉っぱが手に入らない時の代用策など
などについて、詳しくお話ししていこうと思います。
目次
桜餅の葉っぱ!何という名の葉っぱなの?桜の葉の塩漬けの作り方!?
桜餅には大島桜の葉っぱを使いますが、なぜ大島桜の葉っぱを使うのでしょうか?
その理由は大島桜の葉っぱは香りが良いだけではなく、柔らかくそのまま食べることができるからと言われています。
そして桜餅に葉っぱを巻くのは桜餅への香りづけだけではなく、ホコリや乾燥を防ぐためともされていますね。
ちなみに桜餅に巻かれている葉っぱを食べるか食べないか、意見が分かれるところですよね。
どちらがマナー違反か気になりませんか?
正解は、桜餅に巻かれた葉っぱは食べても食べなくても大丈夫です。
食べても食べなくてもマナー違反にはなりませんので、自分の好きなように食べるのが正しいマナーとなっています。
次に、桜の葉っぱの塩漬けの作り方についてご紹介します。
桜の葉っぱの塩漬けは簡単に作れますので、是非チャレンジしてみましょう!
桜の葉っぱを用意し、きれいに水洗いをします。
虫食いがあるものや汚れたものは、使用しないようにしましょう。
桜の種類は大島桜が好ましいですが、近くにない場合は八重桜の葉っぱを使用しても問題ありません。
次に鍋にお湯を沸かし、桜の葉っぱを1分ほど茹でてください。
茹で終わったら冷水で冷やします。
水を切った後、1枚1枚キッチンペーパーで水気を取りましょう。
タッパーの底にひとつまみの塩を入れ、桜の葉っぱを一枚乗せます。
そしてその上からひとつまみの塩をかけ、桜の葉っぱを乗せてと繰り返します。
全て葉っぱを乗せ終わったら、一番上の葉に少し多めの塩をかけ、積み重なった葉っぱをラップで包みます。
最後にタッパーの蓋をきっちりと閉めて、冷蔵庫に保存します。
桜餅に巻く時はそのまま巻くとしょっぱいので、30分ほど水に浸してから使うようにしてください。
桜の葉の塩漬けは、余った場合は冷凍保存が可能です。
冷凍保存をする時には1枚づつ空気が入らないようにラップをします。
ラップをしたらフリーザーバッグに入れ、冷凍庫に入れましょう。
余談ですが桜の葉は塩漬けにすることにより、香り成分である「クマリン」が生まれます。
クマリンが生まれることにより、あの桜餅独特の香りが作り出されるのです。
また、クマリンが生み出す桜の香りは、以下の効果があると言われています。
★リラックス効果
★二日酔いの予防
★咳止め
★ダイエット効果
桜餅の葉っぱ!桜の葉の塩漬けがない時は人工桜葉を代用することも!?
人工桜葉は、ポリエチレンでできた桜の葉です。
桜の葉っぱの塩漬けがない場合は、人工桜餅場を巻いて代用品とすることもあります。
桜の葉っぱが害虫被害にあった時などに重宝します。
また、水羊羹や葛餅の下に飾りとして敷いても風情がありますね。
人工桜葉は桜の香りが付いたものもありますし、香りが付いていないものもあります。
香りが付いているものは少し値段が高いですが、桜餅の香りを楽しみたい方はそちらを選ぶといいでしょう。
桜餅の葉っぱの名前や作り方のまとめ
桜餅の葉は、大島桜の葉っぱの塩漬けを使用しています。
香りづけやホコリよけとしての役割があり、食べても食べなくても大丈夫です。
桜の葉の塩漬けは、自宅で簡単に作ることができます。
また、余った桜の塩漬けは冷凍保存も可能です。
筆者は残念なことに、桜の香りや桜餅が得意ではありません…。
なので春になったら桜味のアイスや飲み物を楽しんだり、桜餅を美味しそうに食べている姿を見ると羨ましくなります。
桜餅は俳句の季語になる程、春を象徴する食べ物です。
桜餅を食べる時は、今回のお話を家族や友人に話してみてはいかがでしょうか?
コメント