お墓参りに欠かせないもののひとつがお花ですね。
ご先祖さまに感謝と供養の心をこめて供える「供花」のことです。
でも、ちょっと待って!
花ならなんでもいいというワケではないですよ~!
お墓参りにタブーとされているお花を持って行って怒られた、恥をかいたなんてことにならないように、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
お墓参りの花でタブーとされる種類は?

お墓参りタブーの花
お墓参りで供える花は「これでなくてはいけない」という決まりごとはありません。
ただし、一般的にお墓参りにタブーとされる花の種類は存在します。
★トゲがある花
★バラ・アザミなど
★毒がある花
★キョウチクトウ・曼珠沙華・スイセン・スズランなど
★つる性の花
★アサガオ・スイートピー・クレマチスなど
★香りが強い花
★ユリなど
この他にも四十九日が過ぎていない、また法事の場合などは、種類にプラスして色にも注意が必要になります。
そういった場合の花は、基本的に白色を基調として差し色に紫色を使うくらいにしましょう。
普段のお墓参りなら、むしろ華やかにカラフルな色合いにしても大丈夫ですよ。
お花は左右対称に花立てに供えるのでバランスが大事です。
本数は3・5・7の奇数になるようにし、縁起が悪いとされる偶数は避けます。
ただし、地域の習慣やお寺の住職の考え方、親せきの感じ方などもありますので、お花を用意するなら一言声をかけて相談するのが無難でしょう。
ちなみに最近では、造花やプリザーブドフラワーなども人気なのですが、年配の方の場合は昔からの仏花である菊以外だと眉をひそめるかもしれませんね。
お墓参りで供える花を長持ちさせるコツ

お墓参り花長持ちさせるコツ
せっかくのお墓に供えたお花ですから、なるべくキレイに長持ちさせたいですよね。
まずは供える前からコツがありますよ。
お花はお墓参りの当日に用意するのがベストとされています。
しかし、お墓までの道のりにお花屋さんがない場合もありますよね。
そこで前日に買った場合は「水切り」をしておくことをオススメします。
バケツに水を入れ、茎部分を水に浸したまま根元の切り口部分をナナメに切ります。(スパッとキレイによく切れるハサミで)
これで茎にある導管に空気が入り、吸水面が広くなるので水の吸い上げが良くなるのです。
そしてお墓では花立てをまずキレイに洗いましょう。
水と一緒に少量の塩素系漂白剤を入れておくと花立て内の雑菌の繁殖を抑えることが出来ます。
さらに少量の砂糖を入れると養分の補給になり花持ちが良くなりますよ。
お花は葉の部分を取り除き、水に葉を浸けないようにします。
葉が水につくと水が腐り、結果として花も腐りやすくなってしまうためです。
まとめ
お墓参りの必須アイテムであるお花ですが、タブーとされる種類がいくつかあるので覚えておきましょう。
トゲ・毒・つる性・キツイ香りの種類です。
トゲや香りはともかく、毒とつる性の花はよく知らないひともいるでしょう。
スイセンやスズランは毒があり、スイートピーやアサガオはつる性で巻き付きます。
判断に迷ったらお花屋さんで聞いてしまうのもいいですね。
あとは四十九日が過ぎていなかったり、法事の場合などは色にも注意します。
白色を基調として、差し色は紫色にしておきましょう。
ちなみに本数は3・5・7の奇数になるようにします。
普段のお墓参りは、種類と本数に気を付けていればむしろ華やかにしてあげると喜ばれることが多いです。
オススメの花は、カーネーション・アイリス・キンセンカ・スターチス・リンドウ・グラジオラス・ケイトウなどですね。
あとは故人は好きだった花でも大丈夫ですよ。
もしどうしてもバラがいいならトゲを取って供えます。
ただし、地域・宗派・年配の方などそれぞれの考えや感じ方があるので、お花は相談して決めるとトラブル防止になりますね。
そしてせっかくのお花なので、長持ちするようにひと手間かけましょう。
前日に買ったなら、茎部分を水に浸して切り口を切る「水切り」をしておくのがオススメです。
お供えする時も、まずは花立てをキレイに洗ってから使います。
そして、雑菌の繁殖を抑える塩素系漂白剤と、養分となる砂糖をそれぞれ少量入れておきましょう。
花は水が腐らないように、葉部分を水につけないようにします。
これで、お墓参りのお花はバッチリですね。
キレイにお供えしてご先祖さまや故人を偲びましょう。
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