野良猫の子猫を保護した時は、一刻も早い処置が大事です。
ただでさえ子猫は体力がないのに、過酷な屋外で過ごしていた為、余計体力を消耗している危険性があります。
まずは子猫の保温が最優先です。今すぐ行いましょう!
また、子猫の野良猫の育て方は、保護したときが肝心です。まずは体温調節を気をつけてあげましょう。
目次
野良猫の子猫を保護したら動物病院に?!その前に子猫の保温が最優先!
まず、まず子猫の育て方の第一歩として子猫がある程度動き回れる大きさの段ボール箱を用意します。
その中にタオルや毛布などを敷き、猫を寝かせて上から更にタオルや毛布をかけます。
段ボール箱の中は28℃〜30℃前後を保つようにし、湯たんぽやカイロを使用して温度を調整しましょう。
ただし湯たんぽやカイロを使用する時は、子猫の体に直接当たることのないよう、タオルを巻くなどして対処します。
なぜ保温が必要なのかというと、生まれたての子猫は自分で体温調節が出来ないからです。
体温調節が出来ない子猫は、低体温になると衰弱してしまい、命に関わる自体が必要になるのです。
本来ならば母猫に寄り添って体を温めるのですが、母猫がいない今、あなただけが頼りです。
野良猫の子猫を病院で診てもらう!もし病気なら適切な治療を受ける!

野良猫の子猫を病院で診てもらう!
子猫の保温環境が整ったならば、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
屋外で過ごしてきた子猫には、感染症や何かしらの病気にかかっている可能性があるからです。
また、野良猫にはノミやダニが体についていることがほとんどです。
動物病院でノミやダニの駆除を行ってもらないと、家の中がノミやダニで溢れかえってしまいます。
気になる費用ですが、野良猫だからといって動物病院持ってくれるわけではありません。
動物病院もボランティアでやっている訳ではありませんから、当然といえば当然ですよね。
だいたい費用の目安としては、
初診料として1,000〜3000円
ノミやダニの駆除代として2,000円程
病気の検査で5,000円〜10,000円
また、病気が発覚した場合はその治療費や手術代等もかかってきます。
子猫の受診費用は保護した方が払うのが基本ですが、やむを得ない事情で支払えない時もあると思います。
そのような時はお住いの自治体に相談しましょう。
場合によっては自治体の援助がある場合もあります。
野良猫の子猫をなつかせる方法4選

野良猫の子猫をなつかせる方法4選
保護した子猫を飼うことにした場合、ペットショップやブリーダー経由の子猫と比べて、人になつきづらいと思います。
ここではもっと仲良くなるための方法を、4つに分けてご紹介しますね。
1.赤ちゃんをあやすような声で
声を高くし、柔らかな声色で呼びかけましょう。
大きな声を出すと猫がびっくりしますので、小さな声で呼びかけてあげてください。
2.猫と目を合わせない
猫は目があった者を威嚇すべきと思う習性があります。
猫同士は睨み合った時に喧嘩をするからです。
野良猫は特に、視線に敏感であると覚えておきましょう。
可愛いからといって、ジロジロ見るのは良くない行動です。
3.自分から近づかず、猫から来るの待つ
猫が心を開くまでじっくり待ち、猫から来てくれるのを待ちましょう。
構いたい・仲良くしたい気持ちをぐっと抑え、猫の動向を伺います。
猫が自ら近づいてきたら、手のひらではなく手の甲を使ってそっと撫でます。
撫でる場所は首の周辺あたりがオススメです。
4.エサをあげる時はお皿ではなく手から
猫に「こいつはご飯をくれるいい奴」と思われせるのも有効な手です。
ただし野良猫は警戒心が強く、なかなかこちらに来ないかもしれません。
そのような時は地面にキャットフードをおき、近くに寄ってくるのをしゃがみつつ待ちましょう。
野良猫の子猫を保護したときのまとめ
野良猫の子猫を保護したらまずは保温、そのあとすぐに動物病院へ診察に連れていきましょう。
診察の費用は、保護した方が支払います。20,000円弱用意しておけば安心です。
野良猫・野良犬のニュースや映像を見ると、心が痛みます。
野良猫や野良犬がいるということは、身勝手な理由で捨てたということになるからです。
ただこの記事を読んでいる方は、野良猫の子猫を保護して元気にしてあげようと思う、優しい心の持ち主だと分かります。
里親を探すにしても家族として迎えるにしても、最後まで責任を持って頑張ってくださいね。
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