料理に対するみりんの役割は大きなものがあり、特に煮物などに次のような効果があります。
★甘味や旨味(うまみ)を与える
★テリとツヤを与える
★肉や魚などの臭みを消す
上記のようにみりんには、料理の味を美味しくしたり、美味しそうに見せる効果がありますが、しかし、一人暮らしの人は大きなみりんを買っても容量が多いので使い切れないから買うのに迷う人もいます。
また、煮物の材料は揃っているのにみりんがなかった!という経験をお持ちの方も多いと思います。
しかし、ご安心ください。
みりんの代用品になるものは幾つかあり、それを使ってみりん無しで美味しい煮物を作っている人がいます。
みりんの代用品には、料理酒と砂糖を合わせて使うとか、コーラを代用に使っている人もいます。
ここでは、みりんがなくても代用で美味しい煮物を作る裏技をご紹介しますので参考にしてください。
目次
みりんの代用には料理酒+砂糖

みりん代用品の料理酒・コーラ
和食に欠かせないみりんですが、洋食を作ることが多い主婦はみりんが切れてもうっかりしてしまうことも多いです。
わざわざ買いに行くのも面倒なので、料理酒3:砂糖1の割合でみりんの代用品にしてみてください。
料理酒大さじ1(15㏄)なら砂糖小さじ1(5㏄)を混ぜて使ってください。
立派なみりんの代用品となり、美味しく仕上がります。
そのときに気を付けたいのは、料理酒には塩が含まれていますから、その分醤油を減らすなど加減するようにしてください。
ちなみに、料理酒もないときもありますよね。
そういうときは日本酒やワインでも代用になります。
分量の割合は料理酒のときと同じ割合で大丈夫です。
たとえみりんの代用でも、入れるのと入れないのとでは、味も見栄えも雲泥の差があります。
また、お砂糖の代わりにハチミツを使うとさらに美味しく感じます。
試してみてください。
みりんの代用にコーラ!?使えるテクニック

みりんの代用にコーラ
驚くのはみりんの代用にコーラが使えるということです。
思いがけない発想に、これを考えた人に表彰状を送りたいくらいと思ったものですが、海外では和食を作るときにコーラを使う事が多いとか。
魚や肉を柔らかくしたい時や照りを出したい時に、みりんの代用にいれます。
炭酸が苦手という方もいますが、煮こむ事で炭酸も抜けますから、安心して使えます。
煮物にもテリが出て美味しそうに見える(事実、美味しいです)役にたつテクニックです。
ぜひ、試してみてください。
まとめ
料理はほんのちょっとしたコツで美味しく仕上がりますが、みりんを入れることで美味しさや見た目がまるで違ってきます。
もし、みりんがなかったら、上記のみりんの代用品を使って煮物を仕上げると、自分でも驚くほど美味しくなるはずです。
試してみてください。
ちなみに、昔から調味料を入れる順番を、下記の順番で入れるよう言い伝えられてきました。
★さ⇒砂糖
★し⇒醤油や塩
★す⇒酢
★せ⇒醤油
★そ⇒味噌
(ちょっと?な面もありますが語呂合わせの関係でこのようになっています)
煮物をするときに、最初に砂糖を入れて材料をコーティングすることで甘味が増します。
そして、次に「し」の醤油を入れます。
最初に醤油を入れてしまうと後から砂糖を入れても甘味が浸透しにくいのです。
最初に砂糖を入れるとまろやかな甘味になります。
調味料の性質を考えた、先人の生活から自然に生まれた生活の知恵ですが、現在の科学に照らし合わせても根拠があるのです。
「料理は科学」という言われ方をしますが、たしかに料理は科学です。
理屈通りの分量や順番などに従って調理を行えば、だれにでも美味しくできるようになっているのです。
ただ、上記の順番に一時に入れる人がいますが、それでは順番に入れる意味がなくなってしまいます。
砂糖を入れて5分ほど煮て、砂糖がしっかり染み込んでから醤油を入れるようにしてください。
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