節分に!いわしとヒイラギの飾り方とは?なければ代用品でも可能?
節分と言えば豆まきのイメージが強いものですが、じつは昔ながらの風習としていわしとヒイラギを飾る節分飾りがあります。
地域によりますが、「やいかがし」「柊鰯(ひいらぎいわし)」とも呼ばれていますね。
しかし、現代ではなかなか見かけない飾りでもあるので、「やってみたことはない」という人も多いのではないでしょうか。
そこで、いわしとヒイラギの飾り方と、なければ代用品でも可能なのか、終わったあとの処分方法まで一挙公開!
目次
節分にいわしをヒイラギを飾ろう!いわしは代用品でも大丈夫?
節分に飾るいわしとヒイラギは、それだけ用意すればあとは簡単です。
注意するのは「ヒイラギ」はよくクリスマスで見かける西洋ヒイラギではないという点でしょう。
赤い実がなる西洋ヒイラギはクリスマスリースでおなじみですが、節分に使うのは日本や台湾に自生しているタイプのヒイラギですので、購入時は要注意ですね。
さて、節分とは季節の変わり目で「鬼が生じやすい」と考えられてきました。
そこで行われたのが「鬼除け」の飾りというワケです。
ヒイラギのとげとげの葉っぱが鬼を退治する、いわしを焼く時の強烈なにおいと煙で鬼を追い祓う、というのがいわしとヒイラギを飾る理由です。
まずいわしを普通に焼いてから頭部分だけを切り落とします。
次にヒイラギの枝にいわしの目を貫通させるようにして、刺します。
このエラから目に刺すというのが、「鬼の目を突き刺す」という意味なのです。
出来上がった飾りは「鬼が家に入ってこれないように」玄関や軒先などに飾ります。

節分にいわしをヒイラギを飾ろう!
ここで、現代ならではのお悩みがあります。
「いわしはクサイ!食べ物だし、外に飾って置いたらご近所トラブルになる?」
確かに昔と違って現代は住宅にいろいろなルールがありますよね。
特に密集した住宅街や集合住宅では、玄関の外に飾るのはムズカシイ面もあります。
そこでいわしは代用品でも大丈夫か気になるところですが…
アイデアを出しているところでは、「折り紙・いわしの絵」などを使う人もいます。
紙ならカラスや猫に荒らされたりしませんし、においに敏感なお隣さんでもクレームは来ないでしょう。
現代ならではのアイデアですね^^
その反面、いわしを使うのは「臭い・煙」が理由だというのがネックになります。
折り紙や絵では、最大の特徴がないワケで、それを節分の飾りと言ってもいいのかどうか…それは個人の感じ方も関係しますので、「大丈夫」とも「不可」とも言い切れません。
ただ、伝統行事は時代と共にちょっとずつ姿を変えていくものですし、「鰯(いわし)の頭も信心から」ということわざもあるので、大事なのは「鬼除けを願う心」かもしれませんね。
節分に飾ったいわしを処分する方法とは?

節分に飾ったいわしを処分する方法とは?
節分に飾ったいわしやヒイラギは、「ただのゴミ」ではありません。
終わったあとの処分にもオススメの方法があります。
一番良いとされているのは神社での「お焚き上げ」です。
どんど焼きなどを行っているかどうか、お近くの神社に問い合わせてみましょう。
その他、自宅で処分する場合も通常とは違うステップが必要になります。
まず感謝の気持ちをこめて塩や酒でお清めして、半紙に包んでゴミに出します。
その際は必ず単独でゴミ袋に入れるようにしましょう。
節分でいわしとヒイラギの飾りの方まとめ
節分に飾るいわしとヒイラギの「柊鰯・やいかがし」ですが、現代ではなかなかムズカシイ面もあります。
飾りそのものは簡単で、焼いたいわしの頭部分を切り落としてヒイラギの枝に刺すだけ。
この時のワンポイントがエラから目に向かって刺すことで「鬼の目を突き刺す」ことになるということ。
いわしを使うのがムズカシイので代用品でも大丈夫かどうか、これは人によって答えは変わりそうです。
いわしを使うそもそもの理由は「臭い・煙」なので、折り紙やいわしを描いた絵で代用することに意味があるのか…と、考える場合もあるでしょう。
しかし、伝統行事は時代とともに移り変わるものであることと、肝心なのは「信仰心」でもあるので、真剣に願うことが一番大事なのかもしれません。
鬼にとっては「鬼除け」を願う心が強いこともポイントのような気もします。(そこのところ、鬼に聞いてみたいですね!)
終わったあとの処分は、神社での「お焚き上げ」が一番オススメですが、昨今では煙の問題などでやっていないところも多いようですね。
自宅で処分する場合は、まず感謝の気持ちをこめて塩や酒でお清めしてから半紙に包んでゴミに出します。
必ず単独でゴミ袋に入れてくださいね。
やむを得ず代用品を使う場合でも、そうでない場合でも「願う」ことが大事なので、「鰯の頭も信心から」と考えましょう!
コメント