ひな祭りには、おひな様に、お供え物のお菓子をたくさん飾りますよね。
これらのお供え物には意味があり、色々な願いが込められています。
ここでは、ひな祭りでお供えするお菓子の名前や、その意味・由来についてまとめました。
又、ひな祭りのお菓子の定番や、おすすめのお菓子についても触れていきます。
目次
ひな祭りのお供え物! どんな意味や由来があるの? お菓子の名前は何?
ひな祭りのお供え物として使われるお菓子は、ひなあられ・ひし餅・桜餅があります。
これら3種類のお菓子は、ひな祭りには欠かせない風物詩として扱われています。
ひな祭りのお菓子の中で最も定番なのは、ひなあられではないでしょうか。ひなあられは、3色である場合と、4色である場合があり、それぞれ少し違った意味を持っています。
3色の場合は、赤が生き物の命・桃の花、緑が木や新芽、白が雪や大地を表します。
4色の場合は、緑が春、赤が夏、黄色が秋、白が冬といったように、四季を表します。
どちらの場合も、自然の姿を色で表したのがひなあられなのですね。
ひし餅は、ピンク・白・緑の3色のお餅が重なったお菓子です。
ピンクは魔除けの意味があり、それと同時に、桃の花の色を表すと言われています。
白は、清浄や純潔を表し、これは正に、女の子のお祭りとしてふさわしい色ですね。
そして、緑は、新芽や木々、健康などを表していると言われています。
ちなみに、ひし餅をひな祭りにお供えするのは、中国から来た風習のようです。
又、昔は、ひし餅を外で食べるために、砕いてひなあられにしたと言われています。
そして、桜餅ですが、元々はひな祭りに食べるお菓子ではなかったそうです。
でも、ピンク色という点が、桃の節句にふさわしいから食べるようになった…という説があります。
又、もう一説によると、「ひし餅が食べづらいので、桜餅に変わった」という話も聞きます。
ひな祭りのお供え物! お菓子の定番といえば何? おすすめのお菓子は?

ひな祭りのお供え物! お菓子の定番といえば何?
さて、ひな祭りのお供え物にするお菓子の定番はやはり、ひなあられ・ひし餅・桜餅でしょう。
この3種類全てをそろえる必要はありませんが、どれか1つでもお供えすると良いですね。
さて、ひな祭りにお供えをするとしたら、おすすめしたいのはやはり、「後でおいしく食べられるもの」です。
ひなあられ、ひし餅、桜餅、どれでも良いので、好きなものをお供えしてください。
「絶対にお供えしなければならないから」と、無理をして苦手なものをお供えする必要はありませんよ。
特に、ひし餅に関しては、苦手な人も多いようなので、無理に用意する必要はありません。
又、これらのお菓子が苦手なら、ひな祭り用の練り切りやゼリー菓子などでもOKです。
今は、和菓子屋さんに行くと、ひな祭り用のかわいいお菓子がたくさん出ています。
ひな祭りには、「これを必ずお供えしなければならない」という厳密な決まりはありません。
なので、好みのお菓子を選び、おいしく食べられるもの・見ていて楽しくなるものを選びましょう。
ひな祭りはお供えなしで飾るだけでも大丈夫?
さて、どうしても事情があって、ひな祭りにお菓子を用意できなかった…そんなこともありますよね。
このような場合、無理にお菓子をお供えしなくても全く問題はありません。
先ほどもお話したように、ひな祭りには「これを必ずお供えしなければならない」というルールはありません。
お供え物はあくまで、おひな様と共に、季節を楽しむためのものです。
確かに、お供え物があった方が、ひな祭りの気分をたっぷり味わうことができます。
でも、お供え物がなかったとしても問題はないので、気にせず、ひな祭りを楽しんでくださいね。
ひな祭りのお供えに関するまとめ
ひな祭りにお供えするお菓子の定番と言うと、ひなあられ・ひし餅・桜餅ですね。
特に、ひなあられとひし餅の色には、人々の願いや季節を表す意味があります。
ひな祭りのお供え物は、季節を味わうためのものなので、必ずお供えしなければならないわけではありません。
又、お供え物は、後でおいしくいただけるよう、好みのものを選べば大丈夫です。
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