新しい命が宿った身体。
この新しい命を守るために母体がしなければいけないことは何か?
初めての妊娠には、不安がつきものです。
「何をしたらよいの?」「どんなことに注意したらよいの?」とパニックを起こす人もいるぐらいです。
妊娠初期は、様々なことに戸惑い、不安を覚えながら生活しますが、中でも不安に感じるのは電車ではないでしょうか?
そこで今回は、初めての妊娠で精神的にナーバスになっている妊娠初期の妊婦さんが安心して電車に乗るために知っておくべきことをまとめてみました。
妊婦は車と電車のどっちがオススメ?乗る時に心がけることは?

妊娠初期に電車は?
妊婦の体調は、一定ではないですよね。
特に妊娠初期は、ホルモンバランスの乱れからつわりを経験する人も多いです。
つわり、辛いんですよね。
立っていられないほど気分が悪い日もあれば、自分が妊婦だということを忘れられるぐらい調子の良い日もあるという具合に、体調に波があります。
体調の良し悪しも、日ごとならば困りません。
しかし、数時間ごとに体調が変化する妊婦にとって、乗り物に乗ることほど躊躇するものはありません。
いつ、どこで気分が悪くなることやら。他人に迷惑は掛からないか?赤ちゃんは大丈夫だろうかなどと心配が募ります。
結論から言いますと、つわりがヒドイ時期の移動手段には、電車より車がオススメです。
電車は、そもそも座れるか分かりません。
自分の調子に合わせて乗り降りするのもなかなか難しいです。
自分の体調の悪さを我慢してまで電車に乗る必要ってありますか?
自分の体調と赤ちゃんの健康を第一に考えるのであれば、タクシーや御主人が運転する車に乗って、ストレスから解放される方が大切です。
とはいうものの、お仕事をされている方も多いでしょう。
つわりを我慢してでも満員電車に乗って通勤する必要があるという方もいらっしゃるかもしれません。
あまりにもつわりがヒドイという時には、無理せず、通勤時間帯をずらしてもらったり、その日だけ在宅勤務にしてもらったりなど、フレキシブルに働けるよう会社に配慮してもらいましょう。
無理をし過ぎたり、ストレスを感じ過ぎたりするのは、赤ちゃんにとってもよくないことです。
最悪の場合、流産に繋がる恐れもあるので、自分の体調とよく相談した上で、移動手段を考えるようにして下さい。
妊娠後期は電車に乗らない方がいい?いつまでなら大丈夫なの?
安定期に入れば、傍目からでも妊婦だと分かるので、電車に乗る際にも自然と席を譲ってもらえる機会が増えます。
しかし、お腹が大きくなるにつれて、お腹が張りやすくなるのも事実です。
お腹が張ったら安静にして下さいと医師からも注意を受けますが、電車に乗っている時にお腹が張ると大変です。
すぐに張りが治まれば問題ありませんが、長く続くようであれば電車を降り、そこからはタクシーに切り替えるようにしましょう。
妊娠後期の臨月近くなれば、いつ生まれてもおかしくない状況になります。
「陣痛が来た時に地下鉄に乗っていたら」と想像してみて下さい。
大変なことになりますね。
もしくは、地震が来て、電車から何時間も降りられないという状況になるかもしれません。
臨月の妊婦にとってこれ以上危機的な状況はありません。
どんな状況に陥るか分からないということも考慮に入れて、妊娠後期に電車に乗るのは極力、避けるようにした方が無難だと言えます。
8か月も過ぎたら、電車での移動は極力控えましょう。
乗っても2駅までとし、それ以上の距離を移動しなくてはいけない時には、車を使うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
妊娠初期や妊娠後期の臨月までは働くと意気込んで満員電車に果敢にのぞむ妊婦さんはいらっしゃいます。
しかし、満員電車は普通の健康な人でもなかなかしんどいものです。
それを身重でつわりを患っている人が耐えられるのか。
挑戦しない方が身のためだと言えるでしょう。
どうしても仕事に行くのに満員電車に乗らざるを得ない
ということであれば、一度職場の人に相談してみると
良いでしょう。
最も自分の健康状態に合った働き方をすることが
赤ちゃんのためでもあり、自分のためでもあります。
電車は、座れるか否か分からないのでオススメしない
というのもありますが、空気が必ずしもクリーンではない
という点からオススメできないというのもあります。
電車には、風邪気味の人やインフルエンザ
からの病み上がりの人まで乗っています。
皆が皆健康体というわけではないので、
電車に乗ったことで母体が何かに感染し、
赤ちゃんにまで被害が出てしまうといった
リスクも考えられます。
そのリスクを考えると、
電車は避けるに越したことはないと
言わざるを得ません。
それでも電車に乗るという場合は、
マスクもお忘れなく。
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