目覚めのコーヒー、仕事中の気分転換にコーヒー、食後のリラックスした時間のコーヒー…香り豊かなコーヒーは現代人の生活スタイルに欠かせないですね。
そんなコーヒーですが、ドリップした後に残る「かす」に意外な効果があるって知っていましたか?
ただ捨てているだけなんてもったいない!
今回はコーヒーかすの嬉しい除草効果と肥料としての使い道をご紹介します。
目次
コーヒーかすの使い道は多い?!除草剤や肥料としての利用方法は?

コーヒーかすの除草効果
ガーデニングをする人にとってありがたいことに、コーヒーかすは「除草効果」&「肥料」になる効果があります。
要注意なのは、除草剤として利用する場合と肥料として利用する場合では、まったく違う準備が必要という点です。
除草剤として利用する場合は、「発酵させない」ことでコーヒーかすに含まれている「植物育成阻害物質(発芽阻害物質)」が効果を発揮します。
これは、発酵させてしまうとせっかくの成分が分解されてしまうので、気を付けましょう。
利用方法はカンタン!困った雑草が生えている場所にただ撒くだけでオーケーですよ。
雑草が生えにくくもなるので、効果を持続させるためにも、駐車場などには続けて撒くことをオススメします。
一方、肥料としての利用方法は発酵させることが重要です。
コーヒーかすと、もみ殻やおがくずなどと一緒に発酵させます。
約1か月くらいで肥料となりますので、土に混ぜて使いましょう。
コーヒーかすで土壌改良ができる?!植物栽培に良い土を作るには?!

コーヒーかすで土壌改良
土壌をよくする土壌改良に欠かせないものは「微生物」です。
コーヒーかすは、この微生物にも威力を発揮してくれますよ。
コーヒーかすには細かな穴がたくさん開いています。
そのため水や空気を含みやすく、コーヒーかすを土に混ぜると土中の微生物が住み着いて畑の栄養になったり、通気性を良くしてくれるのです。
そこで、ぜひとも利用して良い土を作りましょう。
まずはコーヒーかすと腐葉土をバケツに一緒に入れます。
1日1回は混ぜ合わせて、約1か月もすると熟成されます。
これでカンタン肥料の出来上がり!
コーヒーかすの利用方法あれこれ
ちなみにこのコーヒーかすの再利用については、大手のコーヒーメーカーなども参戦しています。
独自のリサイクル部門を設置して肥料にしたり、燃料などに再利用させていますね。
他にも有名な再利用方法は「消臭効果」に目を付けたものです。
コーヒーかすの細かい穴がたくさん開いている構造は、消臭剤によく使われる「活性炭」と実は同じもの。
そのうえ活性炭より約5倍もの消臭効果が!
これを利用して、コーヒーかすを乾燥させてからニオイの気になる場所に設置すると、消臭効果を発揮してくれます。
良く使われる場所は、靴箱・灰皿・生ゴミ入れ・冷蔵庫・キッチンなどです。
利用方法はカンタンで、乾燥させたコーヒーかすを小ビンなどに入れて置くだけ。
ちなみに乾燥させるのが面倒なら、水気をしっかりとって平たい皿に入れておくだけでも大丈夫。
灰皿にはじかに入れてしまいましょう。
さらには猫がキライな香りなので、猫除けになったりもします。
アリ・ナメクジ・カタツムリといった、害虫が発生する場所に撒いておくのも効果的です。
美味しいうえに、除草・肥料・消臭・虫よけ…コーヒーかすの嬉しい効果を体験してみませんか?
まとめ
身近なコーヒーですが、ドリップした後も役立ってくれます。
コーヒーかすは除草剤&肥料のどちらかで利用できるスグレモノ。
除草剤として利用したいなら、コーヒーかすに含まれる「植物育成阻害物質(発芽阻害物質)」が活躍します。
発酵させずに雑草が生えて困っている場所に撒くだけというお手軽さ。
効果を持続させたいなら、続けて撒くのがオススメです。
一方肥料として使いたい場合はちょっと手間がかかりますよ。
コーヒーかすと腐葉土を一緒にバケツに入れて、1日1回混ぜ合わせます。
1か月もすると熟成されて、良い土壌に欠かせない微生物が住み着くベストな肥料になってくれます。
なんというか、昔ながらの「ぬか床」みたいですね。
コーヒーかすをただ捨てるのは、もったいないのでぜひ再利用してみてくださいね^^