ファンヒーターの中に残った灯油は、引火性がありますから、正しく処分しないと危険です。
でも、具体的にどのような方法で処分すれば安全なのか、少し悩みますよね。
ここでは、残った灯油を安全に処分するための、適切な方法についてお話します。
又、残った灯油を引き取ってもらえる、「意外なあの場所」についても触れていきます。
目次
灯油の残りは少量なら分別ゴミで出せる!? 残った灯油の適切な処分方法
残った灯油は、少量であれば、分別ゴミで出すことができる場合もあります。
でも、住んでいる地域のルールによって、灯油を捨てる時のルールは違います。
地域によっては、灯油を分別ゴミとして出してもOKという場所もあります。

灯油の残りを適切に処分するには?
更に、「微量で、適切な捨て方であれば、燃えるゴミとして捨ててもOK」という地域もあると聞きます。
でも、「灯油をゴミとして出すのは厳禁」というルールを出している地域もあります。
なので、灯油を捨てたい場合、住んでいる地域の自治体に、事前に問い合わせた方がいいですね。
「少量だからいいや」と、ルールを無視して、勝手に灯油を捨てたりしてはダメですよ。
灯油は、近くに少しでも火の気がある場合、引火して燃え上がってしまいます。
その結果、火災が起きたり、けが人が出たりして、大問題になってしまいますね。
このようなことが起きると、責任問題にもなりかねないので、必ず地域のルールを確認してから捨てましょう。
灯油の残りを分別ゴミで処分する時に役立つ!? 新聞紙の効果的な使い方
さて、残った灯油を分別ゴミとして処分する場合、タンクに入ったまま捨ててはいけません。この場合、灯油を液体のままの状態にせず、古い新聞紙を使ったひと手間が必要になります。
灯油を分別ゴミで捨てる時は、新聞紙に灯油を吸い込ませてから捨てましょう。
でも、灯油を捨てる場合、ただ新聞紙に吸い込ませるだけではダメですよ。
最初に、乾いた新聞紙に、残った灯油を全て吸い込ませます。
その後、灯油を吸い込ませた新聞紙を、水で濡らした別の新聞紙でくるみましょう。
これをポリ袋の中に入れた状態で、ゴミとして出すという形になります。
先ほどもお話したように、灯油は引火性のものなので、しっかり対策しておかないと危険です。
新聞紙に灯油を吸い込ませた後、濡れた新聞紙でそれをくるむことで、陰化防止の効果が期待できると言われています。
灯油の残りはガソリンスタンドで引き取ってもらえるって本当?
さて、地域のルールで、残った灯油をゴミとして捨てられない場合は、ガソリンスタンドに引き取ってもらいましょう。
灯油を持ち込むのは、家の近所にあるガソリンスタンドでOKです。
但し、セルフのガソリンスタンドにはスタッフがいないので、持ち込むことができません。
又、大抵のガソリンスタンドでは、無料で灯油を引き取ってくれると思います。
でも、ガソリンスタンドによっては、引き取りが有料になってしまう場合もあります。
せっかく持って行っても、損をしたら残念なので、料金については、事前に確認しておきましょう。
ちなみに、もしガソリンスタンドに持ち込むなら、できるだけ早い段階で行くといいですよ。
劣化していない新しい灯油は、需要が高いので、ガソリンスタンド側も快く引き取ってくれるからです。
又、近くにガソリンスタンドがない場合は、灯油を買ったお店で引き取ってもらえるケースが多いようです。
更に、バイク屋さんや自動車整備工場などでも、灯油を引き取ってくれることがあるようですよ。
いずれにしても、残った灯油をそのまま家に置いておくのは、ちょっと危ないですね。
なので、「ゴミとして出すか、引き取ってもらうか」のどちらかを選ぶ形になります。
灯油の残りの処分に関するまとめ
「灯油をゴミで出してもOK」という地域であれば、残った灯油はゴミとして捨てられます。
この場合、灯油を新聞紙に吸わせ、更に、濡れた新聞紙でくるんで捨ててくださいね。
灯油をゴミで出せない場合は、スタッフが常駐しているガソリンスタンドに引き取ってもらいましょう。
他にも、灯油を買ったお店・バイク屋さん・自動車整備工場などでも、引き取りを実施していますよ。