大みそかになると子供から聞かれる質問その①「なんでおそば食べるの?」
「年越しそばってなに?意味あるの?」
こんな容赦のない質問攻めにあったことはありませんか?
確かになぜ大みそかに年越しそばを食べるのが、どういった意味や由来があるのかなんて、あまり気にせずに出していたように思います。
しかし、今年の大みそかはスパっと分かりやすく年越しそばの意味を子供に説明できるように準備しておきましょう!
目次
年越しそばの由来と意味の簡単な説明と!縁起がよい具材が持つ意味

年越しそばに意味を子供に!
年越しそばの由来や意味には、諸説あるのでこれだけが正解というものはありません。
しかし、一般に広く知られているのはそばの見た目と特質から縁起がいいとされたという「縁起物」であったという説が有名です。
コシがあって細くて長くのびるそばの麺が、「健康で長生き」「家運をのばしたい」という願いにつながった
そばは荒地でも育つほど強いので、それにあやかる意味もあった
そばは麺が切れやすいため、1年の苦労・厄災などをきれいさっぱり切り捨てるという意味があった
そばは健康にいいと昔から知られていたため、そばによって体をキレイにして新年を迎えた
昔の金銀細工師は飛び散った金銀をそば粉を使って集めていたため、「金を集める」と縁起物になった
などなど年越しそばを食べる意味は「縁起がいいから」ということが大半です。
とは言え子供にはあまりまだよく分からない面もあるので、シンプルに説明しましょう。
「年越しそばを家族みんなで仲良く食べて、来年も元気でいい年になりますようにってお願いするんだよ」
こんな感じの説明をしておけば、年齢が上がるにつれて具体的に分かってくるハズです。
さて、年越しそば自体も縁起がいいものですが、そばの具材も縁起をかついでいるのは知っていましたか?
●かき揚げや天ぷらにするエビ
エビの形の腰が曲がっている=長生きする
●薄く切ってのせる伊達巻き卵や卵焼き
黄色=金色=金
●油あげ
商売繫盛のお稲荷さんが大好物
●ニシン
数の子はニシンの卵であり「二親にしん」に通じ、子宝に恵まれる
他にも紅白のかまぼこはお祝い事一般に使われます。
具には決まりはありませんが、やはり縁起がいいとされるものをのせるようですね。
年越しそばの起源は?食べるタイミングはいつ?

年越しそばの起源はいつ?
年越しそばの起源はいつなのか?
年越しそばが広く定着したのは江戸時代となっています。
商家では忙しい月末に「三十日そば(みそかそば)」を食べる習慣があり、それが広まったのではないかと言われていますね。
さらにさかのぼると鎌倉時代になります。
博多の承天寺というお寺で、年末を越せない人々にそばを使った餅をふるまったところ、翌年から運が向いてきました。
それ以来大みそかに食べるようになったというものです。
一般に広く定着したのは江戸時代で、起源と言われると鎌倉時代になるということですね。
さて、現代ですが年越しそばはいつ食べるのが最適なタイミングなのでしょうか。
大みそかである12月31日の夕食や年越しの時間帯に自宅で食べるのが最も一般的です。
しかし厳密な決まりはなく、地方によっては元旦に食べたりするところもあるので、場所によると言えます。
まとめ
年越しそばには、そばの特徴からきた縁起をかつぐ意味がこめられています。
長寿・健康・家運・金運・厄災を切る・新年を清浄にして迎えるためといった願いです。
それらの意味はそばだけでなく、具にもこめられています。
いずれも長寿や金運といったものがほとんどですね。
子供にはムズカシイ場合があるので、「来年が今年よりいい年になりますように」といった「お願いのために食べるもの」と説明するといいかもしれませんよ。
食べるタイミングは大みそかの夕食や年越しの時間帯がほとんどです。
今年は食べながら、年越しそばは鎌倉時代からね…と説明してみて、子供の反応を楽しんでくださいね。
「カマクラ時代って?」というツワモノな子供には、「年越しそばを食べるといいことが来年あるのよ!」と頑張りましょう!
コメント