気に入っている洋服にカビが生えてしまうと、「もう着られないのでは」とがっかりしてしまいますね。
洋服にカビが生えると、その部分の汚れだけでなく、臭いもかなり厄介です。
でも、洋服に映えたカビは、自宅で落とすことができるので、諦めないでくださいね!
ここでは、自分でできる、洋服のカビの落とし方についてお話していきます。
目次
カビが生じた服はもう着れない?! 自分でできるカビの落とし方と手順とは
洋服につくカビは、「白カビ」「黒カビ」の2種類があり、それぞれ落とし方が違います。
カビの中でも比較的軽めの白カビは、すぐに落とすことができますよ。
初期段階の軽度の白カビであれば、布用のブラシで軽くブラッシングするだけでOKです。
日数が経ってしまった白カビは、ブラッシングした後、アルコールスプレーを散布してください。
アルコールスプレーがなければ、まず、タオルに消毒用のアルコールを染み込ませます。
そして、そのタオルで、白カビが生えた部分を軽く叩いてみてください。
それでも落ちない場合は、漂白剤で洗濯し、完全に湿気が亡くなるまで乾燥させましょう。
一方、黒カビは繊維の奥深い場所まで、根を張って生息してしまうという性質があります。
そのため、白カビのように、表面をきれいにするだけは落とすことができないのです。
黒カビの場合、ブラッシングすると、かえって逆効果になってしまうので気をつけてください。
黒カビの部分をブラッシングすると、カビが余計に繊維の奥の方に入り込んでしまうからです。
黒カビを落とすには、酸素系の漂白剤を使い、時間をかけて落としていきます。
まず、酸素系漂白剤を綿棒や脱脂綿などに染み込ませ、カビが生えた部分に直接塗りこみます。
次に、水で薄めた酸素系漂白剤の中に、洋服を漬け込み、30分~2時間くらいそのままにしておきます。
これでカビが落ちたら、丁寧にすすいで漂白剤を流し、完全に乾くまで乾燥させてください。
本当? エタノールで服に染み付いたカビ臭が消える?! 使用上の注意点

本当? エタノールで服に染み付いたカビ臭が消える?! 使用上の注意点
さて、カビ対策には、消毒用のエタノールがとても効果的だと言われています。
消毒用エタノールは、殺菌効果がかなり高いため、カビ対策に効果的ですよ!
そのため、洋服のカビだけでなく、家具類など、家の中のカビ全般の対策に使われることもあります。
しかも、「消毒用エタノールを洋服にスプレーして、乾いたタオルで拭くだけ」という簡単な方法です。
但し、カビ対策として消毒用エタノールを使う場合、いくつか気をつけたいことがあります。
まず気をつけたいことは、「カビを無理に落とそうとして、乱暴に拭かない」ということです。
乱暴に拭いてしまうと、カビの胞子が部屋に飛び散ってしまい、体に良くありません。
カビの胞子を吸い込んでしまうと、思わぬ病気を発症することがあるので危険ですよ!
次に気をつけたいことは、「必ず窓を開けて、換気した状態で行う」ということです。
消毒用エタノールは臭いがきついため、密閉した部屋で使うと、気分が悪くなります。
又、拭き取っている時に、カビの胞子が多少部屋の中に飛び散ることもあります。
これらの対策のために、消毒用エタノールを使う前は、必ず窓を開けてくださいね。
次に気をつけたいことは、「引火しやすい場所でエタノールを使わない」ということです。
エタノールは、火の気がある場所では引火しやすいので、火災に注意しなければなりません。
なので、台所の近くやストーブの近くなどでは、絶対に使わないようにしてくださいね。
洋服のカビを落とす方法のまとめ
洋服にカビが生えてしまった場合、白カビと黒カビとでは、カビの落とし方が変わります。
白カビの場合は簡単に落ちますが、黒カビの場合は、酸素系漂白剤を使ってじっくり落としていく必要があります。
黒カビの場合は、繊維の奥深くに根を張っているので、時間をかけて落とさなくてはならないのですね。
又、カビ対策には、消毒用エタノールが有効ですが、使う時は安全に気をつけましょう。
火災などにはくれぐれも注意し、体を守るために、必ず換気をしてくださいね。
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