子供の頃にせっかく買ってもらった雛人形…できたら、自分の娘にも大事にしてもらいたいですよね。
でも、「雛人形のお下がりを人にあげてはいけない」という話もよく聞きます。
では、なぜ雛人形のおさがりをあげることは良くないのでしょうか。
又、お下がりの雛人形をもらったことで、悪いことが起きたりすることはあるのでしょうか。
目次
雛人形のお下がりを受け継ぐならお祓いをしなきゃダメなの? 理由は?
お母さんの雛人形を娘が受け継ぐことに関しては、全く問題はないとされています。
現実的に考えても、娘が生まれるたびに雛人形を買うことは難しいですよね。
それに加えて、「雛人形は代々受け継いで大事にするべき」という風習を持った地域がほとんどです。
なので、大事にしていた雛人形を娘に受け継がせることは、むしろ素敵なことなのです。
ちなみに、私自身も、私の友人の多くも、母親から雛人形を譲り受けましたよ。
いざ受け継いでみると、母との絆や家族間の絆が強くなった気がして、嬉しかったことを覚えています。雛人形を通じて、愛情が代々伝わったことを感じたのかもしれませんね。
母親の雛人形を娘が受け継ぐ場合、基本的にお祓いは必要ないと言われています。
家族が心から大事にしている物を受け継ぐわけですから、何も祓うものはありません。
但し、他人から雛人形をいただいた場合だけは、早い段階にお祓いをした方が良いようです。
この場合、雛人形をくれた人やその家代々の「氣」が、雛人形に宿っている可能性があります。雛人形に限らず、人形には、大事にしていた人の「氣」や「念」が入りやすいと言われています。
くれた人自身、悪気はなかったとしても、その人の持っている「氣」や「念」まで渡されているかもしれませんよね。
なので、他人から雛人形を受け継いだら、できるだけ早くお祓いをしましょう。
お祓いを1度すれば大丈夫なので、その後は気にせず、その雛人形を大事にしてくださいね。
但し、お祓いをしたことは相手には告げず、内密に行いましょう。
せっかく厚意で雛人形をくれた人が、気分を悪くしてしまう可能性が高いからです。
雛人形のお下がりはダメ!? お下がりのせいで災難に遭ったりするの?

雛人形のお下がりはダメ?
さて、「他人からもらった雛人形はお祓いをするべき」と書くと、心配になる人もいるかもしれません。中には、「お下がりの雛人形のせいで災難に遭うかも」と考える人もいるかもしれませんね。
でも、結論から言ってしまうと、もし災難に遭っても、雛人形とは因果関係はありませんよ。
もちろん、先ほどもお話したように、1度はお祓いをした方が良いことは事実です。
そして、1度お祓いをしたら、「悪いことが起きたらどうしよう」と心配し過ぎないことが大切です。
1度お祓いをしたのなら、そのお祓いと神様・仏様を信頼しましょう。
これはお寺で聞いた話ですが、災難は、気にしすぎる人の所に寄ってきやすいのだそうです。
「悪いことが起きたらどうしよう」と心配している時は、心の状態が不安定でネガティブですよね。
そのような心理状態の所に引き寄せられるかのように、同じようなネガティブなことが寄ってくるのだそうです。
逆に、「災難でも何でも、来るなら来い」という人は、災いをはねのける前向きさがあります。そのような人の所には、災難は、寄ってきたくても寄ってこられないのだそうです。
なので、必要以上に心配しすぎず、受け継いだ雛人形を大事にしてあげてくださいね。
新しい持ち主が大事にしてくれると、その愛情は雛人形にも伝わります。
そうすると、災難どころか、逆に自分を守ってくれる味方になるかもしれませんよ。
ひな祭り人形のお下がりに関するまとめ
地域による風習の違いはありますが、母親の雛人形を娘が受け継ぐことは、悪いことではありません。
むしろ、雛人形を代々受け継いで大切にすることは、とても素晴らしいことです。
但し、他人から受け継いだ雛人形は、「氣」や「念」を浄化する必要があります。
なので、この場合は、神社かお寺で1度だけお祓いをしてもらった方が良いでしょう。
ちなみに、1度お祓いをすれば、雛人形が災いを起こすことはないので、安心してくださいね。
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